韓国の伝統家屋「韓屋」で街歩きを楽しもう！

韓国には韓屋（ハノク）という伝統的な家屋が集まるエリアがいくつかあります。その多くは1900年代初めに建てられたもので、現在でも住居や店舗として利用され、地元の人や観光客を魅了しています。

韓屋の体験館も全国にあり、有名な所としては、韓国の伝統文化と韓屋体験ができる全州韓屋村や、伝統文化が多く残る安東の河回村、北村韓屋村、南山コル韓屋村、順天楽安邑城、知礼芸術村、水涯堂、臨清閣、ソウルの楽古斎などがあります。

北村（プッチョン）

北村韓屋村は、景福宮と昌徳宮の間に位置しており、この地区は清渓川と鍾路の上部にある町という意味で北村と呼ばれています。

かつて高級官僚や王族が集まって居住する高級住宅街として有名だったこの村には、瓦屋根の大きな韓屋が数多く建てられているので、歩きながら朝鮮時代の雰囲気を味わえます。

また、北村韓屋村では坂道や石階段などの美しい景色が見える八ヵ所の地点が北村八景として指定されており、写真を撮影しながら散歩を楽しむことができます。

北村韓屋村の観光時間は10時から17時までです。日曜日は終日通行が制限されています。訪れる観光客の騒音やゴミ、プライバシーを侵害するような写真撮影が深刻化したのが理由のようです。

北村韓屋村を訪れる際は、時間やマナーを守り、地域住民の生活を侵害しないよう静かに観光するよう注意しましょう。

西村とは景福宮の西側に広がっている、昔ながらの風情溢れるエリアです。地下鉄３号線景福宮駅の２番出口を出ると、西村の街並みが目に入ります。

迷路のような路地に沿って韓屋がポツポツと残されており、歩いているとどこか懐かしさを感じさせてくれます。下町の雰囲気を残していますが、最近では個性的なカフェやショップ、ギャラリー展が多く点在しています。

鍾路3街駅の近くにある益善洞韓屋マウルは、ソウルで最も古い韓屋マウルと言われています。益善洞韓屋村は1920年代に造成されたところで、現在も人が住んでいます。

路地裏を歩いているとまるでタイムスリップしたようで、ソウル市内とは思えないひっそりとした古い町並みが魅力的。所々に個性的な雑貨屋やカフェ、レストランなどがあり、思わず写真を撮りたくなるすてきな場所がたくさんあります。